頬染める平治岳
夜明け前、坊がつるから見上げる平治岳は山頂付近が
わずかに色付いてるように見えました。少し早かったかなと
思いながら、ゆっくり重い脚をいたわりながらのぼっていきました。
やっと大戸越に着くと、見上げる平治だ岳は一面にピンクの衣を纏い
見たこともない派手な衣装で出迎えてくれました。天気予報から27日
しかチャンスは無いと、無理して出かけた甲斐はありました。曇り空で
太陽は隠れたままですが、雨が降らなければ吉と思い、山頂目指します。
山頂から見た光景は満開のミヤマキリシマの絨毯でした。南峰も見事に
咲き揃い、私が見た最も美しい光景でした。雲が切れ始めたので10時半
頃まで山頂にとどまり、青空が少し出始めた頃、後ろ髪を引かれながら、
下山しました。途中振り返る山は快晴の空とピンクの花、緑の草木で錦絵
のような美しさでした。衰える体力を実感させられつつ、また来たいと
思わせてくれる一日でした。
山陰への旅Ⅲ
車中泊では皆さん早く起きだします。明るくなると
寝てられません。6時頃歩いて出雲大社へ参拝しました。
思っていたのより随分小さい印象でした。摂社の素戔嗚尊を
祀る社にも参拝します。ここは結構人が参拝されてたので知識
を仕入れて来られた方達でしょう。隣の結婚式場のしめ縄が本殿より
大きかったのは驚きでした。そこから日御崎神社、荒神谷遺跡、
加茂岩倉遺跡、熊野大社、須賀神社、八重垣神社、を巡り
午後足立美術館を見学し、月山の麓の温泉で汗を流して予定を終了
しました。そこで泊まる予定だったのですが、明日の時間短縮の為
暗くなるまで走ることにして出発します。道の駅で泊まりましたが
ここも宿泊の車で一杯でした。帰りに広島の妻の両親の墓参りをして
山口の瑠璃光寺へ立ち寄りました。いつも素通りなので一度はと思って
いた所です。雨で霞んでいましたが立派な五重塔でした。それから
土砂降りになった高速道路をひた走り、無事帰りついたのです。
往復1500キロ、3泊4日の安上がりの旅でした。今回は素戔嗚尊
ゆかりの神社を巡る旅でしたが、時間さえあればまた次の車中泊旅に
出かけてみたいと思います。旅で出会った花たちも沢山ありました。
バラもポピーも満開です。忙しいことです。
山陰への旅Ⅱ
津和野市内でお土産を買いました。源氏巻です。
以前貰ったことがあったので、老舗のお店に立ち寄りました。
そこの若主人が商売熱心でお茶をいただいたり、アイスクリーム
をすすめられたりして、太鼓谷稲成神社に参拝しました。市内から
朱色の鳥居が山腹に目立っていました。そこから一路出雲をめざして走ります。
風が強く、日本海は白波が立って荒れていますが、空は快晴です。途中で
石見銀山の看板が目に入り予定外ですが寄って見ることにしました。
世界遺産なのでそれなりに見所はあるだろうと思っていましたが、大外れで
なんでこれが世界遺産?!。古い町並みを抜けて、延々2,5キロ歩かされます。約40分です。やっと着いて洞窟を10分歩いて、2,5キロ歩いて帰ります。
レンタルの自転車がありますが、年寄は無理です。登録には熱心ですが、その後
はサッパリ有効利用はできてないようです。予想以上に時間を食ったのですが
急ぐ旅ではないので、余裕はあります。どこで泊まって寝てもいいのですから!
海岸線の景色を堪能して道の駅で夕焼けを待った後、出雲に入ったのは暗くなって
からです。コンビニで弁当を買っていると向かいの駐車場にキャンピングカーが
何台も停車しています。ひょとして無料駐車場?と確認に行くとまさしく皆さん
宿泊の準備中でした。私も残り少ない空きスペースに車を止めて明日の神社巡り
に思いを馳せてそそくさと眠りに就きました。
山陰への旅
この連休に出雲大社に出かけてきました。車中泊できるようにベッド
を作り、どこかの温泉近くでゆっくり寝ようと二人で出発しました。九州を抜ける
まで混雑していましたが、国道はすいていました。まず長門市の元乃隅稲成神社へ
向かいます。途中、長正司の大藤棚に立ち寄りましたが、すでに花は散っていました。
元乃隅稲成神社に近ずくと車が多くなり、混雑の予感どうり大渋滞になりました。
狭い道で2時間ほど待たされましたが、日本海の青い海と青い空、赤い鳥居と
波は岩に砕けて白く泡立ち絵になる場所です。近年名が知れてきて恋人たちの
メッカとなってるようです。そこから萩を目指して走り、萩城址、松陰神社を経て
津和野に入ります。そこで温泉に入り、そこの駐車場で一泊しました。広い駐車場で
初めての車中泊で回りが気になりますが、14~15台位が夜を過ごしていました。
明日は津和野市内を見て、出雲を目指します。
この旅でたくさん写真を撮ったのですが、連休明けは急な仕事で2日程てんてこ舞いで、
整理もできていません。少しずつかたずけていきます。